その肩こり、本当に肩が原因?
日本人に多い疲労「肩こり」
肩こりだから肩を解してほしい!
その気持ちすごく良く分かります
しかし
実際、本当に肩だけをしっかり解しても、その凝りまたすぐに復活します
なぜなら
ファシア(筋膜)同士が癒着しているから。
■ファシア(筋膜)を簡単に表現すると…
筋膜とは、字のごとく筋肉を包む膜のことを言います。筋肉ひとつひとつが薄い膜で覆われており、それを繋げていくとよく言われる、全身タイツのように全身を覆っている状態になります。筋肉同士は、重なるように存在し、それらを包んでいる膜も同様に重なるように存在しています。この薄い膜は、ストレスや血行不良、悪姿勢などが原因によって、硬くなったり隣同士の膜が癒着してしまったりしたときに、私たちが感じる凝りというものになっています。
凝りの種類には、重いと感じるもの、痛みを感じるもの、簡単に取れるものなどさまざまありますが、このくらい大丈夫と我慢をし続けたものは、慢性化し硬く分厚い凝りと変化していきます。
※ファシアとは、筋膜以外にも骨膜や内臓膜なども含めた総称です
本題に戻ります。
肩こりを感じている
いくら肩を解しても変わらない!って人
デコルテを解してみて!!
デコルテとは、胸あたりを指します ※写真載せます
現代人の疲労蓄積ポイントのひとつが胸筋です
胸が硬くなることで、呼吸も浅くなり、肩が内側に引っ張られて、猫背になっていきます。
まずは胸を広げることで、肩回りの血流を促進を促します。
解し方は簡単☆
右手で拳を作り、左胸に当てます
軽く胸に押し当てて、皮膚ごと前後に動かします(1か所5回)
これを胸の中央から肩の付け根まで3か所に分けて行ってください
同様に
左手で拳を作り、右胸に当てます
軽く胸に押し当て、皮膚ごと前後に動かします(1か所5回)
これを胸の中央から肩の付け根まで3か所に分けて行ってください
はい、これだけです。
慣れてくると、肋骨の隙間を感じることができます
それは肋間筋と言われ、呼吸をした際に肋骨動きをサポートする大切な筋肉です。この肋間筋を解すことができると、呼吸しやすくなり、背中の筋肉も動きが伝わり、結果、肩回りの筋肉も解れやすくなります。
私のおすすめは、お風呂。
必ず体を触る時。絶対触るチャンスに解さない手はありません。
体を洗うときについでに取り入れることで、習慣になりやすいですよ。
すごく簡単で、いつでもどこでも、洋服の上からでもできるので、是非ホームケアにやってみてください。