自己紹介
ひとのわのセラピスト兼オーナーの岩岡友美です。
こちらでは、私がこの仕事に就くまでと、ひとのわを始めて、今思う気持ちを書いています。少し長くなりますが是非最後までご覧ください。
■セラピストになるまで
私は、学生時代「勉強」というものが、きれいさっぱりとできないタイプ。
そんな私が選んだのは美容専門学校。
学びながら資格を取ることができ、少し明るい未来を想像できたからかもしれません。
学生時代「勉強」というものが、きれいさっぱりとできないタイプとありましたが、専門学校で学ぶ「解剖学」に人生初ハマったのです。
体の仕組み、特に骨や筋肉の構造に魅了されました。自分でも不思議なくらい、机に向かって勉強できる日々でした。
実際に体に触れていく授業もあり、休みの日は知人に体を借りて練習する日々。知人たちの「これ気持ちいね」「すごいね」という言葉に嬉しさを覚え、学ぶことがどんどん楽しくなっていったのを覚えています。
私が得た不思議な感覚のひとつは、この「ハマる」という感覚です。周りの音が聞こえなくなるくらいに集中できたことなんて、過去なかったからです。
■セラピストという職に出会う
その楽しさを覚えた私は、そのまま美容業界へと進み様々な技術や知識に触れていきます。
英国式のエステティック、東洋医学に基づくマッサージ、筋膜に特化したファシアストレッチマッサージ、リラクゼーションのスウェディッシュマッサージなど、多国籍なマッサージを多く学び、アロマテラピーや流行の痩身機器も扱ってきました。
美容から健康まで様々な目的に合わせた施術を行ってきましたが、ある日「健康寿命」という言葉とであったとき、「これだ」という感覚があった気がします。
■育ってきた環境
私が育ってきた環境は、近くに祖父母がいました。お休みになると顔を見せに行く、一緒にお茶を飲んで話をするような穏やかな家族です。
ただひとつ、常に家族の中に「病人」がいるということだけ、少し環境が違っていたのかもしれません。祖父は脳梗塞により、身体の不自由があり、祖母による自宅介護を受けていました。小学生の私には、祖父の伝えたい言葉は聞き取れないのに、祖母には伝わる。子供ながらに不思議でしたが、今でも思い出す祖父母の顔がとても好きな光景です。
また、私の母は、人工透析を受けています。物心着いたときには、身体の弱い母を中心とした生活でした。でもそれが当たり前なので、苦ではなかったのですが、我慢を覚えたのはこれがきっかけだったのかもしれません。
生まれた時から、今もずっと「病院に通い続ける人」が近くにいるのです。
この後も、父を癌で亡くし、主人にも病が見つかるという体験がありますが、ここまでくるとなぜ私ばっかり?という感覚はなく、なぜそんな大事になる前に、病気に気づかないんだろうという考えに変わってきたのです。
病院に通い続けることは、ある程度の制限があります。
生活プラン、食生活、仕事など健常者と比べると、煩わしいと感じることがたくさんあるはずです。そして、大きな病気をしてから、あの時検査していれば…、食生活を見直していれば…、早く病院に行っていれば…、とさまざまな後悔をすることになります。
家族から得たこの経験、こんな経験をしている私だから伝えていけることがあるのかもしれないと感じています。
■ひとのわで伝えたいこと
今までに学んできたこと全ての積み重ねが、今の私の考え方の基となっています。
東洋医学から学んだ身体の巡りと力
アロマテラピーから学んだ心のバランス
筋膜学から学んだ身体深部の仕組み
オイルマッサージから学んだ癒しと結果
これらの積み重ねが、私が伝えたいと願う「自分を知る」に繋がっています。
【 健康=自分の脚で立つ 】
誰かの力を借りることがダメだということではなく、自分でやりたいと思ったことは自分の力でできる状況ということです。
そのためには、まずは「自分の状況を知ってほしい」と思います。
病気の発見だけではなく、健康に見える体にも不調は潜んでいます。自分の心身がどういう状況なのか気づき、認めることで、どうするのかが見えてきます。
例えば、〈慢性肩こりを改善したい〉
なぜ、肩こりが起こっているのかを知ることから、一緒に探していきます。
一日の過ごし方、一番多くいる場所、仕事の種類、表情、目線、姿勢…
原因が分からなければ、
こりを作り続ける→解すの繰り返しですが、
原因が分かればそれを取り除いてしまえばいいだけです。
それを探るには、お客様の協力が必要になります。だから一緒に探す、協力型のサロンを目指しています。
何より、原因が分かれば、自分で自分のケアができ、もっと自由で楽しい生活スタイルになると思います。自分を知ることは、「健康寿命」「予防美容」へ繋がります。
そんな、自分を知ってもらうきっかけづくりがしたいと私は思っています。